2022年2月7日月曜日

夢の過去にさようなら - 『星物語fine 七夜の記憶編』あとがき

 

『優しく誘う昨日に手を振って 僕らは泣いた また走り出すため』

---LiSA『明け星』より




こんばんは、七夜志希です。

わたしにとってこの『七夜の記憶編』は、姉さんと慕って最大限の敬意を払った人物への最後のメッセージです。


わたしは数々の物語でも、数多くの永遠の別れを経験してきました。 二度と会えないキャラ 二度と会えない人物 二度と会えない恩人 二度と会えない家族

数多くの命にさようならを告げて、泣いてきました。

新しい物語を描くため。


それでも、わたしの中では生きていてほしい………そんな恩人を助けるために、制御不能の力に溺れる主人公が毎晩毎晩うなされながら、過去に遡れるチャンスを得て運命を変える

というのが七夜の記憶編のストーリーです。


物語を第三者視点から見て、それを変えたくなるのは誰にでもあることでしょう。

『こうだったらいいのに』って。


でもわたしにとってこの『七夜の記憶編』は

姉さんと慕った一人の恩人に対する別れのメッセージでもあります。

後悔を未来に引きずらないための。


この物語を 恩人 陽ノ下さくたに捧ぐ


桜色に染まる坂 歌声

せめてあなたに届くように……………




(とき)には彗星(ほし)を 彗星(ほし)には(あい)

(あい)には(つみ)を (つみ)には(ばつ)

(ばつ)には(ひと)を (ひと)には(ゆめ)

(ゆめ)には貴女(あなた)を 貴女(あなた)には誓い(ちかい)


ゾクリと(みゃく)打つ(うつ) (いのち)(せん)

(かたな)でなぞって 伸ばして(のばして)しまえたら

 

ねえ、(だれ)教えて(おしえて) 彗星(ほし)見える(みえる)なら

泣かないで(なかないで) まだ消さないで(けさないで)

消えないで(きえないで) まだ消えないで(きえないで)


七夜志希(JirachiArt's/Project-ReHope)