ポケモンの進化の歴史というものは、何かしら人の手が加わり進化した
というものが多いんです、わりかし。
それこそ、自然的に適応して進化するポケモンといえば、
大人気のイーブイを思い浮かべますよね。
ではなぜイーブイを序章で取り上げなかったのか?
これには主人公である星野ジラーチたち家族を影で支える因子学者フォーレン・カナデの意思が関連しています。
フォーレン・カナデは自然学者だった時代があり、自然的に適応して進化するイーブイの不安定さと特性を学んでいます。それゆえPC系も結構いじれる設定になっており、『AI因子』=星野アイの因子を注入する際にPCにSudoコマンドを音声入力しています。
PCの音声ライブラリがフォーレン・カナデに返した言葉は、まんまLinux系OSにおいて『Sudo』を始めて扱う時に誰もが目にするワードです。カナデが使ったOSはAngel OSという架空のOSになっており、カナデ本人が発する音声入力によってコマンドを認識します。
そのため、Sudoを扱うパスワードは実行しているユーザーのパスワードではなく、Sudoを扱う際に注意しなければならない3点のワード『#1) 他人のプライバシーを尊重すること』、『#2) タイプする前に考えること』、『#3) 大いなる力には大いなる責任が伴うこと。』で、しかも英語音声入力と非常に厳しく設定されています。 カナデ本人は自衛手段として『ガードスキル』を保有しますが、ガードスキルの使用にSudoは必要ありません。ガードスキルの使用は、カナデ本人が発する言葉と生体反応による生体認証が瞬時に実行され行使されます。 (ガードスキルの存在は、カナデの容姿と声優で大体察せたはずですよ)
そんなカナデでさえ、星野ジラーチを操る際にSudoが必要になった理由が、『生命操作および能力の書き換え』、『一般ユーザ権限を超える可能性があるものを創る』などのためであり、『ここまで堕ちる』とカナデが言っていたのを視る限り、Sudoを使うのを非常に躊躇っていたことがわかります。
一般的なSudoコマンドとは、一般ユーザーに対してコマンド実行の単位でRoot権限を与える仕組みです。しかしカナデのAngel OSは、一度カナデ本人の手でRoot権限が取得されてからは明らかにオーバーな挙動を見せています。 星野どれみの『黒い星の瞳』や、星野英寿の『明らかに人の挙動を超えた動き』がそれであり、カナデはもう立ち止まるつもりはないと言うのが明らかになるのが、次の『Vol.002』で明らかになります。
星野ジラーチの無限の成長性とは何なのか、『星野ジラーチ』、『星野どれみ』、『星野英寿』からなる3人の人造の家族が、やがてカナデの制御を必要としないように『アイドル』の姿を隠して、人間社会に馴染めるのか。 そして、一人だけ覚醒した星の瞳を持つジラーチが予告でも言っていた『嘘は本当の【 I 】』とはなんなのか。
この企画は推しの子との関連があると明かすまでは、
プロジェクト『IDOL×FAMIL"E"』と呼ばれていました。
この最後の"E"が何を示すかは、わたしの小説を数多く読んだファンの皆様ならもう感づいていることでしょう。
アイドルは
光でもあり
闇でもある
カナデの『Angel OS』も読み方を変えれば恐ろしい単語になりますし
人間皆、そうなんです。
そう思って、彼女らの行く先を見守ってやってください。
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